マリンソフトウェアは8月13日、CRMとの連携を発表した。
今回の連携によって、Marinプラットフォームで、Salesforce上のリード、商談、販売、売上高といった情報を取り込んで表示することが可能になった。検索、ソーシャル、ディスプレイの広告キャンペーンをSalesforce上のCRMデータと組み合わせて最適化できるという。
また、セールスサイクルが長い商材を取り扱うマーケターも、CRMの情報にもとづいた広告入札や、最適化の自動化を行うことができる。
同社は、MarinプラットフォームとSalesforce1プラットフォームとの連携がもたらすおもなメリットとして、次の3点を挙げている。
- Salesforce指標のリアルタイムなアトリビューション…SalesforceとMarinの間でデータを自動同期することで、マーケターの時間節約につながると同時にミスを減少させる。Salesforceの「Web-to-リード」フォームを介してリード情報が入ってくると、Marinプラットフォームでタグ付けがされ、下流プロセスでのコンバージョントラッキングに使われる。リードが進展して販売につながると、コンバージョンの関連情報がSalesforceとMarinプラットフォームの間でやり取りされる。これにより、マーケターは販売に貢献しているキーワード / 広告クリエイティブ / オーディエンスを総合的に確認できる。
- 顧客生涯価値の予測…MarinプラットフォームはSalesforceから主要指標を自動取得し、キャンペーンに対する投資によって得られる顧客生涯価値を測定する。マーケターはリード数と商談額、営業指標を比較することで、複数のチャネルにまたがって展開しているキャンペーンの長期的価値を予測し、最適化に関して適切な判断を下せる。
- 入札の自動最適化…Marinプラットフォームの入札アルゴリズムは、Salesforceのリード、商談、売上高データを用いて、リードのコンバージョン率を自動的にとり入れ、その額を正確に予測することができる。セールスサイクルが長いビジネスであっても、各キャンペーンの長期的な価値に合わせて入札を最適化できる。
