Intelは8月11日(米国時間)、最先端となる14nm製造プロセス技術を採用した最初の製品、「Core Mプロセッサ(開発コードネーム:Broadwell-Y)」の詳細を発表した。

同製品は前世代製品と比較して熱設計電力(TDP)が半減されており、ファンレスのタブレットを設計するのに必要な3~5Wという低消費電力で動作しつつ、IPC(サイクルあたりの命令実行)は約5%改善されており、内蔵GPUエンジン数も約20%ほど増加するなど、性能面の向上も図られている。

なお、同社は「Core M」を搭載した最初のシステムは、2014年の年末商戦に提供を開始する予定としており、Broadwellマイクロアーキテクチャと14nm製造プロセス技術をベースにした新しい製品群を、今後数カ月以内に発表する予定とコメントしている。

14nmプロセスを用いた「Core M」のダイ写真