東京都区・葛西臨海水族園で、クロマグロの産卵を確認-5年ぶり4回目

エボル  [2014/08/11]

葛西臨海水族園はこのほど、園内の大水槽(約2,200t)で飼育されているクロマグロが5年ぶり4回目の産卵をしたことが確認された、と公表した。

孵化直後の仔魚。体後半の上下に不規則に並ぶ黒点がクロマグロの特徴となる

2009年以来5年ぶり、4回目の産卵確認

今回の産卵確認日は、7月17日、24日および27日。各日14時30分の給餌の後で、1尾のメスの後を数尾のオスが追いかけ、速い速度で泳ぎながら産卵・放精する様子が観察された。現在も追尾行動や放精は確認されている。今後も産卵が続くことが期待されるため、目の前でクロマグロの産卵を観察することができるかもしれないという。

これまで同園では、1999年8月2日に陸上の水槽内でのクロマグロの産卵に成功。1999年当時、本種の海上のいけすでの産卵例はあったが、陸上水槽での産卵成功は世界で初めてのことだった。その後、2008年、2009年に産卵が確認され、今回が4回目となる。

2008年のクロマグロ産卵の様子

クロマグロは大型の魚類で遊泳速度も速く、また大変神経質なため、飼育すること自体が困難な魚だが、同園では、クロマグロを飼育展示しながら、さらにその生態を解明するため、繁殖に関する基礎的研究に取り組んできた。

クロマグロが産卵に至る環境条件が明らかでない中で、同園では水槽飼育であることの利点を生かし、飼育水の水温・水質や人工照明などのコントロール、飼育魚の年齢集団管理などの工夫を続けてきた。今回を含め4回の産卵確認は、このような長期的な工夫によるもので、同園のマグロ飼育の成果のひとつと考えられる、としている。

今回の産卵で得られた卵からクロマグロ仔魚の孵化を確認している。ただし、マグロ仔魚の育成は技術的に困難が多いため、生きた仔魚を展示する予定はない。なお、過去のクロマグロの卵の標本や産卵の様子は、2015年3月15日まで開催しているマグロをテーマにした特設展示「こちら 葛西まぐろ村」の中で観覧することができる。

同園の所在地は、東京都江戸川区臨海町6-2-3。開園時間は、9時30分~17時(入園は16時まで)。8月は、毎週土曜・日曜が、9時30分~18時(入園は17時まで)。8月13日~16日は、9時30分~20時(入園は19時まで)。休園日は毎週水曜日(祝日のときは、翌日)。8月は休園日なし。入園料(税込)は、一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円。小学生以下および都内在住、在学の中学生は無料。

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