監督業を熱望しているというダニエル・ラドクリフ (C)BANG Media International

『ハリー・ポッター』シリーズへの出演で知られる英俳優のダニエル・ラドクリフが、監督業を熱望していることを『バラエティ』誌に明かしている。

ダニエルは、自身が映画の撮影をしている際に芸術的な観念やドラマチックな捉え方などに対する情熱を育んできたことから、キャリアのある点においてはカメラの前に立つよりは後ろに回ってみたいと次のように話している。

「監督をしてみたいね。他の監督たちが監督しているのを見ている時に、頭の中ではイメージしているんだ。『だめだ、そんなこと言っちゃ!』とかね。僕は、けっこう人当たりもいいと思うしさ。監督業の中には、いかに異なる俳優たちを異なる方法で動かすかってことを理解することがあるけど、僕はそれを楽しめるんだ」

これまでに、アルフォンソ・キュアロン、マイク・ニューウェル、デヴィッド・イェーツといった監督たちと仕事をしてきたダニエルだが、彼らとの交流を経て、監督としてのコツも掴んできたという。「すごく有名な監督でさえおかしてしまう過ちというのは、現場でクリエイティブな人間が自分だけと思ってしまうことなんだ。それにメイクアップ・アーティストたちは、ただファンデーションを塗るためにブラシを持っただけの女の子たちじゃないし、衣装担当はただアクシデントが起こった時に縫い合わせるだけの要因じゃないってことさ」

監督業についての熱意を語ったダニエルだが、近い将来に監督デビューすることはなく、デビュー作はインディー映画になるだろうと続けている。「最近一番衝撃を受けた映画はチャーリー・マクダウェルの『ザ・ワン・アイ・ラブ』という作品なんだ。この映画を見た時俺は『これだよ。まさにこのタイプの映画こそ、自分が作ってみたいものなんだ』って感じたね。あまり映画では実現できないような、すごくおかしくて気味悪い作品なんだよ」

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