1989年の誕生以来、日本のサイバーパンクSF作品として世界中のファンを魅了し続ける『攻殻機動隊』の誕生25周年を祝うアニバーサリー企画「攻殻機動隊25th Anniversary攻殻機動隊 大原画展」が、東京・西武池袋本店別館2階の西武ギャラリーにて開催されている。

東京・西武池袋本店別館2階の西武ギャラリーにて開催中の「攻殻機動隊25th Anniversary攻殻機動隊 大原画展」

この原画展では、これまでにテレビ、映画などでアニメ化された『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『攻殻機動隊 ARISE』の5作品の原画やセル画などに加え、原作者の士郎正宗氏によるイラストなどを展示。資料の中には、現在はプロダクションI.Gの代表として日本のアニメ界の重鎮として活躍する石川光久氏が『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』制作時に使用していた手帳や劇場作品の販促のために使用された"ガブリエル"といった一点ものの展示も用意されている。

開催にあたり士郎氏からは「読みづらいマイナー系の非文芸型マンガが25年も生き続けられたなと、ひとえに出版社をはじめアニメやゲームや映画やコミカライズ関係者の努力の賜であろうと思っております。連載継続していたわけではないから25周年というのも少し変ですがまあ一つの節目という事でご容赦を(笑)。」というメッセージも到着。ほかにも、『ターミネーター』などの大ヒット映画を手がけたジェームズ・キャメロン監督が『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』について綴った色紙なども展示されていた。

展示以外に物販スペースも用意されており、本展示会のために作られたラバーストラップやTシャツといったグッズ類や、歴代のアニメ化スタッフが手がけた『攻殻機動隊』のイラストの直筆サイン入り版画の予約販売なども実施。本イベントは、8月20日まで東京での開催された後、8月27日~9月8日に大阪府・阪神梅田本店、10月7日~14日まで福岡県・博多阪急、10月18日~11月30日まで新潟県・マンガアニメ情報館にて巡回が予定されている。

(C)士郎正宗/講談社 (C)1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT (C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
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