俳優のブラッド･ピット主演最新作『フューリー』(11月公開)のメイキング写真が11日、公開された。

『フューリー』メイキング写真。右がブラッド･ピット、左がデヴィッド･エアー監督

本作は、1945年のヨーロッパ戦線を舞台に、たった1台の戦車で300人ものドイツ軍最強部隊を相手に戦い抜いた、5人の兵士たちの絆と壮絶な戦いを描いた戦車アクション大作。部隊のリーダー･ウォーダディーをブラッド･ピットが演じる。

撮影には、第二次世界大戦中の本物の武器や戦車を使用し、リアリティを追求した本作。このたび公開されたメイキング写真では、ブラッド･ピットとデヴィッド･エアー監督の背後に、泥やさびにまみれた本物の戦車が配置されている。また、写真には、軍服姿の兵士の姿も見られる。

自身も元海軍という経歴を持つデヴィッド･エアー監督は、撮影に本物の武器や戦車を使用していることが「この映画の一番のポイント」だとコメント。「ヨーロッパ中から集めたんだ。また、世界に現存する7台のうち、唯一の稼働状態にあるティーガー戦車を、使用することができた」と必死に戦車を集め、「本物のシャーマン戦車と本物のティーガー戦車の戦闘シーンは、突風も爆破もすごかった。一生モノの経験ができたよ」と手応えを示している。

また監督は、主人公ウォーダディーを演じるブラッド･ピットが出演に至った経緯について、「ピットは、脚本を読み出演を自ら熱望した。即決だったよ」と明かした。なお、ウォーダディーの部隊の兵士を、シャイア･ラブーフ、ローガン･ラーマン、マイケル･ペーニャ、ジョン･バーンサルが演じる。

(C)Norman Licensing, LLC 2014