ジェーシービーはこのたび、大垣共立銀行とJCBブランドのデビットカード(以下:JCBデビット)の発行に合意した。大垣共立銀行は、2014年秋、同行の口座保有者を対象として、JCBブランドの「OKBデビットカード(JCB)」の発行を開始する。

「OKBデビットカード(JCB)」は、登録口座の支払い可能金額の範囲内で利用できることに加え、顧客自身で利用限度額を設定することが可能であるため、安心して利用できるという。また、入会時にクレジットカードのような審査が不要なため、幅広い層の顧客に持ってもらえる。さらに、ジェーシービーが提供するOki Dokiポイントプログラムやポイントアップ加盟店「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」、旅行傷害保険などのサービスも付帯している。

ジェーシービーが金融機関向けに提供するJCBデビットサービスは、各社が発行するJCBデビットを、国内外のJCB加盟店で利用可能にすることに加え、各社の要望に応じて、入会や発券、利用情報の照会、銀行システムへの中継などの業務処理や、コールセンター業務、ポイントプログラムの提供などを受託するもの。提携金融機関にとっては、自行のデビットカード発行に伴う業務やシステム開発の負荷が軽減されることに加え、ジェーシービーが提供する各種サービスの付帯が可能となるメリットがある。

同提携は、JCBデビットを商品ラインアップに加えることで、顧客目線のサービスを拡充し、「地域に貢献するサービス業」を目指す大垣共立銀行と、金融機関のネットワークでJCBデビットを推進し、さらなるキャッシュレス化の促進を目指すジェーシービーの狙いが一致し、実現したという。

ジェーシービーは今後も全国の提携金融機関と連携し、JCBデビットをはじめ、さらなる決済インフラの拡充と、顧客に喜んでもらえるサービスの提供に取り組んでいくとしている。