コニカミノルタは8月8日、医療ITサービス「infomity」において、在宅医療の情報共有をサポートする「在宅メディケアクラウド」のサービスを8月下旬より開始すると発表した。

同サービスは、在宅医療の関係者(在宅療養支援診療所、後方支援病院、訪問看護ステーション、在宅介護支援事業所、デイサービス施設、薬局など)が、あたかも1つの病院に属しているかのように、在宅患者の情報をリアルタイムに共有化できるクラウド型のポータルサイト。

ポータルサイトに患者の情報を集約しておき、在宅チーム医療に携わる人たちが時と場所を選ばずに、PCまたはiPadによって閲覧・入力を行うことが可能になる。

iPad向け在宅処置結果簡単入力アプリ「infomity 在宅メディケアノート」では、バイタルデータ(体温、血圧、SpO2、呼吸、脈拍)や、食欲、患部の痛みレベルなどを、手間をかけずに簡単に入力できる。

iPadにおけるデータ入力のイメージ

同社が提供しているクラウド型電子カルテ「Unitea α-CIS」と連携しているため、医師が記載したカルテ内の情報をチーム内で共有することもできる。

また、「Dynamic Patient View」は、1画面で、患者の基本データのほか、バイタルデータの時系列グラフや多職種連携スケジュール、依頼事項と申し送り事項などをまとめて見ることができるので、患者の状態をチームで共有するのに役立つ。

「Dynamic Patient View」の画面例