太陽光発電システムの施工から管理までを行う、ネクストイノベーションはこのほど、太陽光発電投資サービス『ソーラーパワーインベストメント』の太陽光パネル販売を2014年7月22日より開始したと発表した。

『ソーラーパワーインベストメント』

ネクストイノベーションによると、岡山県は、国内でも太陽光発電事業に最適な場所。気象庁が発表する「全国気候表」の過去20年以上の平均値を見ても、降水量が1mmに満たない日が270日を超え全国で1位という。降水量の少なさや日照時間の長さでも、全国的に常に上位に入るとしている。

同社の『ソーラーパワーインベストメント』は、太陽光パネル1枚単位から参加できる太陽光発電投資。土地を保有することなく、発電所のメンテナンスも任せた状態で、遠隔地より発電状況をオンラインで確認することができるという。

『ソーラーパワーインベストメント』概要

ネクストイノベーションによると、『ソーラーパワーインベストメント』は、多額の初期投資や広い土地を所有する必要なく、太陽光発電実績に応じた太陽光パネルの賃料による利益を得ることができる投資システムという。一般家庭で採用される太陽光発電システムではなく、産業用のものを小口販売する。

1枚当たり6.5万円(税込)の250W多結晶パネル購入からでも、産業用太陽光発電事業に参加することができ、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を適用した安定収益を確保するとしている。

太陽光パネルは1枚単位で購入することができ、投資予算に応じて買い増しも可能。同社では、売電収入から管理手数料をもらうことで、顧客が太陽光パネル、及び発電所のメンテナンスを行う必要はない。購入者は岡山県に在住することなく、インターネットを通じ発電所の状況をチェックし、発電量や収支などを確認することができるという。

今後の展望

岡山県南部を中心として、20~50kW規模の太陽光発電所を増やし、5年計画で発電量2~3MWを計画。また、パネルの設置に伴って生まれるスペースを活かした農作物の種類も増やす予定。固定買取価格が終了する20年以降は、現在開発を進めている、閉鎖空間における有機肥料による養液栽培の為の電力をソーラー発電でまかなう仕組みを確立するとしている。