旅行代理店で加入したり、空港で出発前に加入したり、クレジットカードに付帯していたり……。今日、海外旅行保険はいろいろなところで加入ができるようになっている。そこで保険ショップ「保険クリニック」を運営するアイリックコーポレーションは、海外旅行保険にお得に加入する5つのルールを発表している。

安全に楽しむために知っておきたい保険のルール

その1)せっかくなら、自宅を出た瞬間から補償を
空港で加入すると加入してから先が補償対象となるが、事前に海外旅行保険に加入していれば、自宅を出た時から補償が始まる。つまり、海外旅行保険の保険期間は自宅を出発してから帰宅するまでとなる。それ以外にも、保険会社によって補償内容も保険料も異なるので、事前に比べながら自分にあった保険に加入するのがベストだ。

その2)家族割りがお得
ハワイ6日間を例にすると個人契約では5,610円~7,670円だが、家族4人で加入すると1万9,980円~2万2,760円になる(AIU損害保険の「シンプルプラン」・「ゴールドプラン」を比較)。「家族プラン」 だと割引になるので、料金は4人で4倍にはならない。

その3)事故や病気以外の補償も意外に重要
例えば、航空機が6時間以上遅れてしまい、予定していなかった宿泊代・食事代等を支払った場合も、保険に入っていれば補償対象となる(支払い例: エンジントラブルのため欠航。食事代・ホテル代・交通費・通信費に2万円支払い)。また、預けた手荷物の到着が6時間以上遅れ、代わりに購入した衣料や生活必需品の費用も補償してくれる(支払い例: 空港に到着時、スーツケースが未着、5日後の深夜にホテルに届いた場合、服をはじめとする身の回り品を購入で10万円支払い)。

ほかにも、ホテルの備品を破損してしまったなど、法律上の損害賠償責任を負われた場合も補償対象となる(支払い例: 部屋の中のスプリンクラーを壊し、部屋内・その他の部屋まで水浸しにしてしまった。80万円支払い)。事故や病気になるよりも遭遇する確率の高い出来事も、保険で補償される。

その4)保険会社によってユニークな補償も
例えば、昔からの持病が悪化した場合も補償(AIU損害保険)、緊急歯科治療費用(AIU損害保険・三井住友海上保険)、スーツケース修理サービス(東京海上日動火災保険・三井住友海上火災保険)、ペット預入延長費用(三井住友海上火災保険)などがある。

その5)保険料を抑えるためには、保険のダブリをチェック
保険に加入する前に、自分がすでに加入している保険をチェックしてみよう。海外旅行保険で加入する金額や特約を調整することで、保険料が抑えられる可能性もある。
・もともと加入している生命保険とダブっていないか
・火災保険の特約で、海外での損害賠償責任が適用のものはついていないか
・クレジットカードに無料でついている保険はないか