人気特撮作品『ウルトラマン』シリーズのBlu-ray発売を記念したイベント「ウルトラヒロインとアフター6」が5日、東京・池袋のサンシャインシティで行われ、『ウルトラマン』シリーズで女性隊員を務めた桜井浩子、ひし美ゆり子、吉本多香美、滝裕可里が出席した。

左からウルトラマンギンガ、滝裕可里、ウルトラセブン、ひし美ゆり子、桜井浩子、ウルトラマン、吉本多香美、ウルトラマンティガ

このイベントは、9月24日に『ウルトラマンティガ』、12月25日に『ウルトラマンギンガS』BOXⅠ、11月21日に『ウルトラセブン』BOXⅠ、2015年1月28日に『ウルトラセブン』BOXIIと続々と展開される『ウルトラマン』シリーズのBlu-ray発売を記念して開催。「ウルトラヒロインとアフター6」と題して、『ウルトラマン』フジ・アキコ隊員役の桜井、『ウルトラセブン』友里アンヌ隊員役のひし美、『ウルトラマンティガ』ヤナセ・レナ隊員の吉本、『ウルトラマンギンガS』杉田アリサ隊員役の滝と、歴代のウルトラヒロインが集結した。

8月頭に『ウルトラマンギンガS』のロケをオールアップしたという滝は隊員服で登場。歴代のウルトラヒロインを前に緊張した様子だったが「こうしてお話でき、私もウルトラファミリーの一員になれたんだなと実感しました」としみじみ。また、トークショーの前には、初代ヒロインの桜井から滝へ「滝さんたちの活躍は私たちも拝見しています。これからもウルトラヒロインとして女優として、私生活も魅力的に、充実して過ごしていただければと思います」というねぎらいの言葉とともに、オールアップ祝いの花束が贈呈された。滝は涙が溢れてしまい「すてきな作品に携われて幸せです……」と感無量の様子だった。

ウルトラヒロインといえば彼女たちの魅力を彩った隊員服があるが、桜井は「オレンジ色の制服は画期的でしたが、銀座などの街ロケは恥ずかしかったですね」と振り返ると、ひし美も「衣装がきつめだったので、胸部内側にある太いゴムを切っちゃいました」と当時、少年たちの目を釘づけにしたアンヌの隊員服について言及。さらに桜井は「隊員服の下には何も着られないのよね。冬も夏も同じで、寒かったり暑かったり。当時はコンビニもないので、トイレも一苦労でした」とこぼしつつも、「それを乗り越えてきたおかげで、オレンジ色の隊員服が憧れの的になりました」と胸を張っていた。

また、『ウルトラマン』ハヤタ隊員役の黒部進の娘である吉本は、父・黒部から「遅刻をするな」「あいさつを忘れるな」「台詞は覚えていけ」というアドバイスを受けたというが、すかさず桜井が「ええ!? 黒部さんにそのままお返しします!」と切り返し、場内は大爆笑。「あの赤ちゃんが、こんないい女になるんだから感無量よ!」と吉本を褒め称えていた。

最後は「今日はほかのウルトラヒロインとトークができて本当に幸せでした」と大満足の桜井は「2016年は、ウルトラQやウルトラマンの誕生50周年……。アンヌ、それまではがんばろう!」と呼びかけ、ひし美も「12年後の60周年も大丈夫だよ!」と同調。桜井との仲について「一緒にイタリアへ旅行に行ったほどして仲が良いのに、どうも悪いと思われているみたい」と苦笑いしていたひし美だが、確かな結束でイベントを締めくくった。

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