コンテックは、高速化と拡張性を追及した組込機器向けの産業コンピュータ「ボックスコンピュータBX1000シリーズ」を、2014年8月5日より順次発売すると発表した。

同シリーズは、省電力・ハイパフォーマンスのプロセッサ「Core i7-3517UE (1.70GHz)」または「Celeron 927UE (1.50GHz)」を搭載し、従来製品からCPU処理能力が1.7~1.8倍、グラフィック性能の描画能力が1.6倍向上しただけでなく、完全自然空冷(ファンレス)稼動も実現した。また、従来世代品となる「IPC-BX900シリーズ」や「BX-710シリーズ」の後継機種として同一寸法を実現しており、既存システムへの置き換えが容易に行えるため、既存システムの高速化・Windows XP搭載PCからの乗り換えに適していると同社では説明している。

さらに、ボックスコンピュータシリーズとしては初めてUSB3.0を4ポート搭載し、拡張スロットも2スロット(PCI×2)、4スロット(PCI Express(×8)×1, PCI×3)、スロットなしの3タイプを用意。OS・ストレージなしの「BX-1000-AC37000」を皮切りに、用途に合わせCPU、OSなどを選択できるセットアップモデルと組み合わせ済みの標準モデルも順次販売される。なお価格は全モデルオープン価格。

BX-1000(拡張スロットなし)