JR東海は4日、中央本線坂下~野尻間の運転再開について発表した。8月6日から、L特急「(ワイドビュー)しなの」を含む全列車が通常ダイヤで運転再開される。

中央本線坂下~野尻間復旧で、L特急「(ワイドビュー)しなの」も運転再開

同区間は7月9日の大雨で被災し、運転見合わせに。南木曽町梨子沢で発生した大規模な土石流により、梨沢橋りょう(中央本線南木曽~十二兼間)の橋桁が流されたほか、電車線や信号通信関係のケーブルが断線するなどの被害が発生していた。その後、JR東海は線路内の土砂や岩石などの撤去、橋桁の取付け、レールや電車線の敷設、信号通信ケーブルなどの復旧作業を進めてきた。

同社は7月31日の発表にて、坂下~野尻間の最終的な運転再開日の確定について、「台風などの状況をふまえ、8月4日に改めてお知らせします」としていた。8月6日の始発列車から通常ダイヤとなり、全区間全列車運休となっていたL特急「(ワイドビュー)しなの」も運転再開。同列車の特急券など、これまで発売を中止していた乗車券類については、8月5日10時から販売されるとのこと。

なお、坂下~野尻間で実施しているバス代行輸送については、8月5日で終了となる。