米女優のクリステン・スチュワート、英俳優のニコラス・ホルトが2日、都内で行われた、米映画『イコールズ(原題)』の製作発表記者会見に出席した。

映画『イコールズ(原題)』の製作発表記者会見に出席したクリステン・スチュワート

2015年に米国で公開予定の本作は、人間としての感情を抑制された近未来を舞台に、愛に目覚めてしまった男女の逃避行を描くSFラブストーリー。新人類"イコールズ"が穏やかに暮らす社会で、遠い昔に失われたはずの愛、感受性、恐怖などの感情を呼び起こす病気が広がる。感染すると強制施設に収監されるため、恋に落ちたサイラス(ニコラス)とニア(クリステン)は逃亡する――というストーリーで、クランクインする4日から28日までの間、日本で撮影を敢行する。

ラフな格好で登場したクリステンは、初の日本ロケに「とてもうれしい。日本の建築が好きなので、禅の要素を取り入れられたら」と意気込みを語り、日本について「自由に歩けるし、きちんとしているところが好き。エネルギーに満ち溢れているけど、礼儀正しさがあるところが他の国とは違う」とにっこり。会見には、クリステン、ニコラスのほか、ドレイク・ドレマス監督、プロデューサーのマイケル・プラスも出席し、マイケルは「日本に来て『ここしかない』と思った。地形も建物も素晴らしく、神秘的な要素を感じた」とロケ地の決め手を明かした。

クリステンとニコラスは恋人役を演じるが、会見中も笑顔で会話を交わすなど、終始リラックスムード。「ラブストーリーなので大変なこともあるけど撮影を楽しみにしています」と心境を語ったクリステンは、共演するニコラスを「役者としてのアプローチの仕方には共通点がある」と信頼している様子。しかし、報道陣にお互いの印象を聞かれた際は、「実はニック(ニコラス)のことが大嫌い!」とジョークを飛ばし、ニコラスは苦笑いしながらも「彼女は素晴らしい役者。僕を良い方向へ導いてくれて、良い関係になれるんじゃないかな」と大絶賛していた。