ビー・エム・ダブリューは、同社初の電気自動車「i3」1台を、在日ドイツ連邦共和国大使館の公用車として納車した。

BMW「i3」

「i3」は大都市圏向けのクルマとして専用設計された電気自動車で、1回の充電で約160kmの走行が可能。走行モードを「ECO PRO」モードにすることで約180km、「ECO PRO+」にすることで約200kmまで航続距離を延ばせる。また、発電用エンジンのレンジ・エクステンダーを搭載したモデルでは、航続距離を約300kmまで延ばすことが可能だ。日本仕様では、CHAdeMO方式の急速充電に対応し、約30分で80%充電が可能となる。

在日ドイツ連邦共和国大使館に納車された「i3」は、バッテリー駆動のみの標準車で、公用車として、おもに都内のモビリティに使用される予定だ。バッテリー駆動のため、大使館員にとってはCO2排出量がゼロの移動手段に。メガシティ・ビークルとして開発された同車にとって、ふさわしい活躍の場となる。日々の充電は大使館敷地内に設置されたオプション設定の普通充電器「Wallbox(ウオールボックス)」で行われる。

BMWでは継続的に在日ドイツ大使館公用車納車を納車しており、2010年に「アクティブハイブリッド 7 L」を、2013年にはその新型モデルを納車するなど、環境性能の高いモデルが選ばれている。