タムロンは7月30日、500万画素でNIRに対応した標準バリフォーカルレンズ「M118VM413IR/M118VG413IR」を発表した。8月5日より発売する。

近年、セキュリティ市場の高画素化が急速に進み、セキュリティ機器メーカーもこの分野への積極的な取り組みを加速させている。これに伴い、昨今のカメラ市場は従来の箱型カメラからミニドーム/一体型への移行が顕著になってきている。しかし、同社では、従来のハウジング収納型のC/CSマウントレンズについても、安定したニーズがあると考えているという。ミニドームカメラと比較して、設置/設定条件に適合した調整ができ、優れた画像提供に定評のあるC/CSマウントレンズ搭載の箱型カメラは、公共施設、重要施設の監視などで高い性能、信頼性を発揮するとしている。

そこで今回、500万画素・NIR対応の標準バリフォーカルレンズを開発した。具体的には、1/1.8型の大型センサ、F値1.5の明るいレンズ設計を採用。近赤外光領域でもメガピクセルに対応し、夜間監視時の画質劣化を低減している。さらに、広角115.8度から中望遠35.9度までの範囲をカバーする。アスペクト比は16:9となっている。この他、絞り装置に新機構を採用し、小型化を図りながら、絞りの最適制御を実現して性能向上させている。

「M118VM413IR」

「M118VG413IR」