富士通セミコンダクター(FSL)は7月31日、これまで同社が培ってきたウェハプロセス技術および製造技術を活かすことを目的としたファウンドリ会社を福島県・会津若松市に設立することを発表した。

新会社としては、「本社機能を有する統括会社」、「アナログ半導体などのファウンドリ事業を展開する150mmウェハ工場会社」、「マイコン/アナログ半導体/特殊プロセスなどのファウンドリ事業を展開する200mmウェハ工場会社」の3社が設立される予定で、このうち200mmウェハ工場会社には、ON Semiconductorが資本の10%に相当する7億円の資本参加を行い、ON Semiconductorの製品の生産を行う予定だという。

なお、新会社の設立は2014年度第3四半期もしくは第4四半期までに完了する予定で、ON Semiの製品生産は今後1年以内に開始される予定だという。

富士通の半導体事業再編の概要(2014年7月31日時点)