DEEは、同社が取り扱っている米iCAT社の製品のうち、新「AVCloud」シリーズの一部モデルの国内販売を、8月1日より完実電気が行うと発表した。

「E5LC-AVC4K-Premier」

完実電気が販売を担当する製品は、「E5LC-AVC4K-Premier」「E5WA-HD4K-Premier」「E5WV-HD4K-Premier」「E5LF-HD4K-Premier」「E5LU-HD4K-Premier」「B1LU-HD」の6モデル。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は、E5WA-HD4K-Premierが365,000円前後、E5WA-HD4K-Premierが385,000円前後、E5WV-HD4K-Premierが365,000円前後、E5LF-HD4K-Premierが365,000円前後、E5LU-HD4K-Premierが345,000円前後、B1LU-HDが120,000円前後となっている(いずれも税別)。

6製品はPCをベースとしており、E5LC-AVC4K-Premierはメディアサーバー兼プレーヤーで、それ以外はクラウドプレーヤーとなっている。USB/LAN接続時の音声サンプルレートは最大384kHz/32bit(B1LU-HDのみ192kHz/24bit)。映像は4,096×2,160ドット/24Hz、3,860×2,160ドット/30Hz、2,560×1,600/60Hzまで利用可能だ(B1LU-HDのみ1,920×1,080ドット/60Hz)。

E5LC-AVC4K-Premierは、DSDやWAV、FLACファイル、4K動画の配信に対応。複数クライアントからの同時アクセスも可能だ。また、音楽専用DLNA配信ソフト「musica」を使用したTwin DLNA Server仕様となっており、WAVEファイルストリーミング配信時のジャケット表示も可能となっている。OSは「MsHD/Pro」を採用。MsHD/Proは、Linuxをベースに、音響データ処理を優先させて不要な割り込み制御を減らしたカスタム64bit OSだ。

クラウドプレーヤーは、それぞれ採用しているOSやソフトウェアが異なる。OSは、E5WA-HD4K-PremierとE5WV-HD4K-PremierがWindows 8.1 Pro 64bit版、E5LF-HD4K-PremierはMsHD.Personal、E5LU-HD4K-PremierとB1LU-HDが64bit Low latency Linuxとなっている。

インストールされている主なソフトウエアは、メディアセンターソフト「JRiver Media Center」と、音楽再生ソフト「HQ Player」、オープンソースのプレーヤーソフト「XBMC」など。JRiver Media Centerは、音楽フォーマット53種類、映像フォーマット49種類、画像フォーマット23種類に対応したメディアセンターソフト。HQ Playerは、最大で1,536KHz/32bitのウルトラハイレゾ音源の再生にも対応するプレーヤーソフトとなっている。

「JRiver Media Center」(左)と「HQ Player」(右)