LINEは31日、2014年4-6月期(2Q)の連結業績を開示した。それによると、ネット売上は212億円で前四半期比17.5%増だった。基幹のLINE事業の売上は182億円で前四半期比25%増、前年同期で比べると146%増の大幅増加となり、業績推移を見ても着実に成長を続けている。

同社の公表資料によると、LINEユーザーは引き続き拡大しており、インドネシアを初めとするアジア圏内でユーザー基盤が成長、メキシコ、コロンビアなどの中南米諸国でLINEのプラットフォーム戦略が受け入れられ、新規ユーザーの拡大につながったとしている。

第2四半期において、スタンプ事業において、ユーザーが制作したスタンプを販売購入できるプラットフォーム「LINE Creators Market」を開始。5月8日からの1カ月間で販売総額は1億5,000万円を超えたとしている。有料スタンプは、「LINE Creators Market」の開始後も月間ベースで最高販売額を更新しており、6月よりスタートしたアニメーションスタンプがスタンプ売上全体を牽引しているという。ゲーム事業では、「LINE:ディズニー ツムツム」「LINE クッキーラン」「LINE レンジャー」などが好調だった。

広告事業では、公式アカウント・スポンサードスタンプの導入企業が世界各国で増加しているという。また、2月に発表した「LINE ビジネスコネクト」の導入企業も徐々に増加、6月に提携したセールスフォース・ドットコムとのパートナーシップを通じて、企業の開発負担を軽減することで、「LINE ビジネスコネクト」の活用を促進していく方針。

(記事提供: AndroWire編集部)