NTTコミュニケーションズは7月30日、同社が提供する各種サービスの利用に応じて、ポイントや景品を獲得・利用できる「ポイントーク」と「gooポイント」において、なりすましによる不正利用が発生していたことが、7月28日に判明したと発表した。

具体的には、「ポイントーク」「gooポイント」の利用に必要なID「OCN ID」が悪意の第三者によって不正に使用され、「ポイントーク」から「gooポイント」へ不正に移行された事象、「gooポイント」が景品や他のポイントなどへ不正に交換された事象が発生した。

発生期間は7月11日から28日で、不正使用されたと疑われる1,265個のIDが特定されており、そのうちポイントの交換は568個のIDで行われていたという。

両サービスに共通で利用されるIDであるOCN IDのうち、悪意のある第三者に不正使用されているおそれのあるものはすでに利用制限が行われている。

不正に「gooポイント」へ移行されたおそれのあるアカウントは移行前の状態に戻し、不正に利用されたポイントはすべて補填する。

「gooポイント」の新規登録とポイント交換サービスは停止されている。「ポイントーク」から「gooポイント」への移行においては、「ポイントパスワード」の入力を必須化し「gooポイント」サービスを7月31日に復旧する。

今後、不正利用の拡大を防ぐため、OCN IDを持つユーザーに対し、パスワード変更のお願い、ワインタイムパスワードの推奨を実施する。