文部科学省は7月29日、ベトナム・ハノイで7月21日から28日にかけて開催された「第46回 国際化学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生4名が、金1・銀2・銅1のメダルを獲得したと発表した。

今大会は、全世界75カ国から291名が参加。日本は2003年より毎年4名の高校生を派遣しており、金メダルの獲得は2012年大会(第44回)以来、10度目となる。

化学オリンピックは、高校生(高校と同等の学校)に在学する20歳未満の生徒を対象として、化学の実力を競うのと同時に交流を深めることを目的に開催されているもの。それぞれ5時間の実験問題と理論問題に挑戦し、参加者の上位約1割に金メダルが、同約2割に銀メダルが、そして同約3割に銅メダルがそれぞれ授与される仕組みとなっている。

左から、銀メダルを獲得した白陵高等学校3年の正田浩一朗さん、金メダルを獲得した同3年の福永隼也さん、銀メダルを獲得した筑波大学附属駒場高等学校3年の森田峻平さん、銅メダルを獲得した豊島岡女子学園高等学校3年の林杏果さん (出典:国際化学オリンピックWebサイト)