日本オラクルは7月28日、ビジネス・プロセス管理製品の最新版「Oracle Business Process Management Suite 12c(以下、Oracle BPM Suite 12c)」の提供を開始したと発表した。

「Oracle Business Process Management Suite 12c」概要

同製品は、新たなビジネス要件を定義したり、既存の要件をクラウド環境にも拡張したりする場合に、開発・実装の生産性を向上し、業務部門のユーザーでもシンプルにプロセスを作成し、効率性の高いシステム開発ができるように設計されている。

今回追加された機能「Business Architecture」により、戦略の策定段階から具体的なビジネス・プロセス作成まで、一貫したモデリングが行える。具体的には、ブラウザで操作するツール「Business Process Composer」を利用し、目標・目的・戦略といった要素を含めたモデルを作成し、業務全体をとらえ、分類することができる。

ビジネス・プロセスの監視・分析ツール「Business Activity Monitoring」では、「Oracle Business Intelligence」や「Oracle Coherence」への対応が強化された。「Business Activity Monitoring」は、豊富な分析機能、プロセスを可視化するダッシュボード、評価指標に基づくトレンド解析などを提供する。

また、ドキュメントなどのコンテンツを一元管理する「Oracle WebCenter」が連携し、重要なドキュメント・ファイルの管理など、状況に応じて柔軟にプロセスを定義することが可能になった。「Adaptive Case Management」は、構造化されていなプロセスを定義し、ユーザー企業の従業員の利便性を向上する。