8月31日にWOWOWでスタートする連続ドラマW『罪人の嘘』(毎週日曜 22:00~ 全5話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が28日、都内で行われ、主演の伊藤英明をはじめ滝藤賢一、木村佳乃、瀬々敬久監督が出席した。

左から瀬々敬久監督、木村佳乃、伊藤英明、滝藤賢一

同ドラマは、『ヘルタースケルター』や『陰日向に咲く』を手がけた脚本家、金子ありさの脚本を『ヘブンズ ストーリー』でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞した瀬々敬久監督が映像化した本格リーガル・サスペンス。主演に伊藤英明を配し、伊藤が裁判に勝つためなら手段を選ばない悪名高き鋼球弁護士を熱演。伊藤とは対照的に正義感溢れる人情派弁護士を『半沢直樹』の滝藤賢一が演じ、人が人を裁くことの意味を問う社会派ドラマとなっている。

主演の伊藤は「このドラマをやることによって自分自身の善悪なんだろうと30秒だけ考えたんですが、よくわかりませんでした。本当に膨大な台詞の量で、1シーンにつき最低4回もやって大変でしたね。あんまり言うと愚痴になりますね(笑)」と苦笑い。一方の滝藤は「弁護士役は初めてでセリフの量が膨大で難しかったですね。でも伊藤さんと相談しながらやりました」と話すと、名指しされた伊藤は「滝藤さんは旬の俳優さんですから。滝藤さんの台本を見ると細かく書き込みがされていて、こうやって役作りするんだと思いました」と賞賛していた。

舞台あいさつの後半には、ドラマの内容にちなんで伊藤を公開裁判するコーナーも実施。「何度も引退宣言して脅迫罪!」(瀬々監督)、「ポスター写真の撮影が完璧に撮られてイケメン過ぎる罪!」(滝藤)と告発する中、木村は「3度目の共演ですが、いつお会いしても中身は小学4年生のまま。精神年齢詐称罪じゃないでしょうか?」と訴えると、伊藤は「木村! もうじき俺は39歳になるんだよ。ネタがないとは言え俺の精神年齢が4年生って恥ずかしいだろ!もっと書きやすいことを言えよ(笑)」と食って掛かる場面も。3人の訴えを終え、観客の拍手によって有罪と認定された伊藤は「この有罪判決を聞いたらうちの母が悲しみます。明日の新聞には書かないで下さい!」と話して会場を笑わせていた。