The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

MARE systemの記事「Nginx + LibreSSL - a first test」が、LibreSSL 2.0.0および2.0.1とNginx 1.6.0を組み合わせて使用する方法を説明している。使われたオペレーティングシステムはDebian 7系。LibreSSLを利用するようにソフトウェアをビルドする方法や、実際にビルドされたものをLibreSSLとOpenSSLとで比較した結果なども掲載されている。

LibreSSLは、現段階ではプロダクション用途で利用するには十分な試験や検証が必要であり、そのまま代替できるとは言えないところがあるが、早期の検証の試みとして参考になる。LibreSSLは今後OpenSSLの代替候補の代表的なソフトウェアになる可能性が高く、こうした実証記事は今後もさまざまなものが公開されるものとみられる。

LibreSSLの開発を進めているのはOpenBSDプロジェクト。OpenBSDプロジェクトはOpenSSHの開発を手がけたり、セキュリティに高い関心を持っていることで知られている。GoogleもOpenSSLから分離したBoringSSLの取り組みを発表するなど、OpenSSLのセキュリティ脆弱性、いわゆるHeartBleedの問題が発覚して以降、OpenSSLのセキュリティに関する取り組みの改善や、またはその代替を模索する動きが続いている。