上野広小路(東京・台東区)には、「Bar猫」という名前のバーがある。その名の通り、カワイイ猫ちゃんが"出勤"しているというお店だ。猫が好きで好きでたまらない記者は気になったので、さっそくオーナーにインタビューを敢行! 看板猫の「あくびちゃん」について、詳しく話を聞いた。

オーナーの三根由美子さんが、「客席は12席で小さめのお店です」と紹介してくれた「Bar猫」。オープンしたのは2012年の10月だ。三根さんは、長年飲食店を手伝っていた経験から、「自分のショップを開きたい」と考え、夢を叶えて「Bar猫」をオープンしたそうだ。当初は猫がいることを押し出していたわけではなかったそうだが、メディアに紹介され、現在は猫好きの客も増加したという。

同店で客を出迎えるのは、"小さな妖精"とも呼ばれる、世界最小の品種・シンガプーラの「あくびちゃん」。あくびちゃんは、シンガプーラにしては大きい方で、体重が3kg弱あるそうだ。「小さな子を探していた」という三根さんがあくびちゃんを気に入り、バーをオープンさせてから飼い始めたのだとか。

あくびちゃんは、普段は自由に動いたり、寝たり、遊んだり……。「追っかけられると嫌がるけど、基本的には人懐っこく、いつもお客様に触れていますね。遊び道具も用意していますが、道具がなくても遊び好きのお客様とは良く遊びます。人好きなんですよ」とのことで、この日のあくびちゃんも、「常連さんと結構遊んでいましたね」と教えてくれた。ちなみに、あくびちゃんは普段はドライフードしか食べていないが、たまにプレゼントで他のフードをもらうと、「こんな美味しいものがあるのか!」といった感じで喜んでいるそう。

また、三根さんは、「うちのお店は初心者向けなので、お酒が分からなくて不安だという人は聞いてください。教えます!」と頼もしい言葉も聞かせてくれた。「価格的にも入りやすいと思える設定にしていますし、お酒はバラエティー豊かに多数用意しています」とのこと。カクテルも作っており、特にカシス系のカクテルや、オリジナルカクテルは三根さんのオススメ。「"大人のかき氷"といった感じのオリジナルカクテル『ねこ』(820円)は、暑い時季にピッタリです!テキーラとレモンシャーベットで作っていて美味しいですよ」と教えてくれた。

さらに、お通しもこだわりメニューで展開する同店。日々、異なるものを出しているそうで、この日の一品は「ポテトとコンビーフのチーズ焼き」だった。最近評判が良かったのは「アボカドのチーズ焼き」。旬の食材を使用し、様々なメニューを考案して出しているという。

最後に三根さんは、「一杯飲んで帰っても大丈夫だし、気軽にいらっしゃってください。お酒はお好みを聞いてお出ししていますが、ひと口飲んでダメだったら別のものに交換します。入口は商店街でざわざわしているので緊張してしまうかもしれませんが、中に入ったら温かく迎えるので、初めての人も是非、安心して入ってください!」とアピール。チャージ料は300円。カワイイあくびちゃん&頼もしいオーナーが出迎えてくれる「Bar猫」でほろ酔い気分を満喫してみてははいかがだろうか。

場所は東京都台東区上野2-8-7上野広小路ビル3F。詳細はお店のFBページにてご確認を。