痛部屋(いたべや)」を運営するSO-ZOは7月22日、「痛部屋」β版をリリースした。また、日本マイクロソフトのテクノロジー・エバンジェリスト、戸倉彩氏が同社CTOに就任した、と発表した。

「痛部屋」のイメージ画像

オリジナル作品をインテリアにできる「痛部屋(いたべや)」

「痛部屋」は、アニメやゲーム好きな人に、版権取得済みのキャラクターおよびアニメ作品中の風景を再現する壁紙、カーテン、布団カバーなどの、「痛インテリア商品」をオーダーメイドで提供するECサービス。

車体にアニメ・ゲームなどに関連したキャラクターイラストを貼付けたり、塗装などによって装飾された自動車「痛車(いたしゃ)」のように、好きな作品・キャラクターに囲まれる環境を提供するのが同事業の目的となる。

イラストレーターが自身のオリジナルイラスト作品を投稿すると、リアルタイムで商品の一覧に表示され、インテリア商品として簡単に販売することができる。さらに売買の金額も自由に設定できるのが特徴となる。

「痛部屋」のビジネスプランは2013年、早稲田大学の起業家養成講座で行われたビジネスコンテストで最優秀賞、早稲田大学ビジネスプランコンテストで優勝、起業家甲子園でMicrosoft賞などを受賞した。

日本マイクロソフトでは起業家支援をするための新組織「Microsoft Ventures Tokyo」を置き、メンバー派遣、技術指導などを通じ、Microsoft Azureの利用、開発ツールや各種リソース、専門知識の提供を行っている。これに伴い、CTOに戸倉彩氏(日本マイクロソフト、テクノロジー・エバンジェリスト)が就任し、技術全般の助言を行う。

同社では、同サービスを通じ、作家自身の生産コスト問題や在庫問題などを一気に解決し、新型の「No cost」ECサイトとして付加価値の高い、日本のクリエイター支援を目指す、としている。