総務省はこのほど、2013年の「家計消費状況調査年報」(2人以上の世帯)の結果を発表した。それによると、1世帯当たり1カ月間のインターネットを利用した支出総額は5,801円と、前年より14.3%増加した。調査を開始した2002年(1,105円)から毎年増えており、11年間で5.3倍増加していた。

1世帯当たり1カ月間のインターネットを利用した支出総額の推移(2人以上の世帯)

インターネットを利用して商品・サービスを購入した世帯は前年比2.7ポイント上昇の24.3%で、約4世帯に1世帯に上った。

インターネットを利用した支出総額(1世帯当たり1カ月間、以下同)を地方別に見ると、関東が7,234円で最多。以下、近畿が5,961円、東海が5,843円と続いた。都市階級別では、大都市が7,406円、中都市が5,815円、小都市Aが4,788円となった。

世帯主の年齢別に見た場合、40~49歳が9,500円で最も多く、次いで30~39歳が9,426円、50~59歳が8,082円との順に。また、世帯主の年齢が30~39歳では43.8%の世帯、40~49歳では39.8%の世帯がインターネットを利用して商品・サービスを購入していた。

年間収入階級別に見ると、900万円以上の世帯では1万円を上回り、2,000万円以上の世帯は1万8,906円、1,500~2,000万円未満は1万6,741円、1,250~1,500万円未満は1万3,148円となった。前年と比べたところ、300万円未満および500~600万円未満では20%以上増えていた。