米Appleが書籍レコメンデーションサービスベンチャーの米BookLampを買収した。買収金額などの詳細条件は非公開。BookLampは書籍名や著者からオススメの書籍を推奨するレコメンデーションサービスを提供しており、Appleが同社の技術をどのように活用するのかが注目される。

BookLampは電子書籍検索エンジンのベンチャー企業で、Book Genome Projectとして、書籍コンテンツを分析して特定の書籍や著者を好むユーザーにおすすめの本を推奨するレコメンデーションサービスを提供していた。

現在、BookLampのWebサイトにアクセスすると、「企業が進化するにあたって、Book Genome Project向けに技術デモを提供してきたBookLamp.orgのサイトは現時点では利用できない」といった旨が書かれた文章が掲示されている。

BookLampのWebサイト、サービスはすでに閉鎖されている

Appleが同社を買収するという報道は7月25日にTechCrunchが報じた。Appleはその後、同日中に欧米メディアに対しこれを認めた。

Appleは電子書籍サービス「iBooks」を展開しており、BookLampの技術を同サービスに統合するなどが考えられる。この分野では、米Amazonが「Amazon X-Ray」を提供しており、最初に報じたTechCrunchはX-Ray対抗サービスを構築する可能性をうらなっている。