神奈川県はこのほど、ウイルス感染症「ヘルパンギーナ」に関する情報を発表した。それによると、神奈川県では6月上旬から患者報告数が増加し、14日~20日までの発生状況が定点あたり8人となり、感染症発生動向調査における警報レベルを超えたとのこと。

ヘルパンギーナは夏風邪の代表的疾患の1つ。症状としては、突然の高熱やのどの奥に現れる小さな水ぶくれで、通常であれば1週間ほどで治るとされている。予防法はうがいや手洗いで、タオルの共用は避けるよう注意を促している。

県によると、直近5年間で警報レベルとなったのは平成22年と24年で、今回は2年ぶりの警報。県内の保健所別の発生状況は、横浜市、川崎市、相模原市、藤沢市、鎌倉、厚木、大和で警報レベルになっているという。