映画のカーアクションを実際に行ったらどうなるのか。ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送中の人気シリーズ『怪しい伝説』の第209回(26日23:00~)でその実証実験が行われ、番組のダイジェスト版がYouTubeでこのほど公開された。

『怪しい伝説』の第209回は「渋滞に突っ込んだトラックが車を押しのけながら進み続けられるのか」を実験する

フリーの特殊効果マンのアダム・サベージと、化学や物理学や工学等をはじめとした諸分野に幅広く精通したジェイミー・ハイネマンの"伝説バスターズ"コンビがさまざまな実験を行う同番組。これまで噂や神話を885以上の実験で検証し、撮影テープは7,200時間、爆発実験は815回を数える。

22日にYouTubeで公開された約1分半の映像は、26日に放送される第209回の内容をまとめたもの。「渋滞に突っ込んだトラックが車を押しのけながら進み続ける」という映画でよく見られるシーンを実際に行うとどうなるのか。トラックのバンパーを鋼鉄製のものに取り換え、ジェイミーが運転。助手席にはアダムが座る。ヘルメットにマウスピース、シートベルトでしっかりと体を固定しスタート。重さ13トンのトラックが、長い助走から徐々に加速し、スピードは時速65キロに達した。

動画はトラックが10台の車列に衝突した瞬間に終わる。「実を言うと渋滞は大嫌いでね」と語っていたジェイミー。それを聞いたアダムは「うっぷんを晴らすチャンスだな!」と興奮気味に話し、いつになく乗り気のジェイミーはバンパーに"どけ!"というメッセージを書いていた。

26日に放送される同番組では、このほか「バズーカが命中したSUVが大爆発し、回転しながら宙を舞う」や「2人の作業員が窓ガラスを持って道を横断しているところに車が突っ込んで走り去っていく」というシーンの実験にも挑む。