大阪府大阪市港区の海遊館に隣接する商業施設・天保山マーケットプレース内「海遊館サテライトギャラリー minimini水族館」は8月31日まで、「海の宝石 ウミウシ展」を開催している。

「minimini水族館」で、「海の宝石 ウミウシ展」を開催

「海の宝石」のようなウミウシの姿を観覧できる生体展示

ウミウシは、不思議でカラフルな姿がとてもかわいらしい巻き貝の仲間。最近では写真集などで紹介される機会も増えたが、飼育が難しいために多くの水族館では飼育しておらず、なかなかお目にかかれない生き物となっている。

同展は、大阪湾などに生息するウミウシの仲間約10種を6つの水槽で展示。あまり知られていないウミウシの姿を観覧できる、夏休み限定の生体展示となる。

ウミウシは2~3cmぐらいの小さい種が多く、動きもゆっくりしている。日本だけでも1,000種以上いると言われている。今回は大阪湾のウミウシを中心に、人気のあるウミウシから珍しいウミウシまで、期間中、種類を入れ替えながら展示を行う。

青、赤、黄色の色彩が美しいアオウミウシ

紫色の水玉模様がかわいいクリヤイロウミウシ

ウミウシしか食べないキヌハダウミウシ

光合成ができるコノハミドリガイ

展示予定のウミウシは、青、赤、黄色の色彩が美しい、もっとも有名で人気のある「アオウミウシ」(体長約3cm)、紫色の水玉模様と、体の周囲は黄色い縁どりがあり、小さくてかわいい「クリヤイロウミウシ」(体長約2cm)、ウミウシしか食べないウミウシ「キヌハダウミウシ」(体長約4cm)、海藻の汁をエサにしており、食べた葉緑体を用い、光合成をして栄養を得ることができる「コノハミドリガイ」(体長約3cm)などとなる。

開催日時は、7月19日~8月31日 10時30分~20時。場所は、天保山マーケットプレース3階 海遊館サテライトギャラリー minimini水族館(大阪府大阪市港区海岸通1-1-10)。料金は無料。なお、種を入れ替えながら展示を行うため、時期により展示内容が異なる場合がある。