さかなクンの広い海に出てみよう

林製紙は、7月21日にトイレットペーパー「さかなクンの広い海に出てみよう」を発売した。

明るく楽しい海の生き物たちのイラストをプリント

同商品は、東京海洋大学客員准教授でイラストレーターの「さかなクン」のエッセイ「広い海へ出てみよう」と、海の生き物のイラストをプリントしたトイレットペーパー。

「広い海へ出てみよう」は、さかなクンの中学校の時の経験をもとに記したエッセイで、2006年12月2日の朝日新聞に掲載された。さかなクンの友達の一人がある日突然、いじめに遭った出来事を、魚の世界に例えて表現している。

さかなクンによると、広い海の中では仲良く泳いでいる魚も、狭い水槽の中に閉じ込めて飼育すると、1匹を仲間はずれにして攻撃を始めるという。1匹を救いだしても、再び水槽の中では新たないじめられる魚が出現する。いじめっ子の魚を水槽の外に出しても、いじめを始める新しい魚が現れる。

エッセイでは「広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです」と、魚の生態を解説。「大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう」と結んでいる。

明るく楽しい海の生き物のイラストと、エッセイをプリントした同商品は、1ケース100ロール入りで9,600円(税別)。イベントなどでの配布におすすめとのこと。バラ売り(200円/税別)も行っている。購入は同社公式サイトにて。