丸っこくて愛らしいファミリーロボット「JIBO」がじわじわと注目を集めている。それもそのはず、JIBOはクラウドファウンディングサービスIndiegogoに「世界初のファミリーロボット」として登場、目標額10万ドルに対し、1週間余で11倍近くの111万ドル(執筆時)を調達してしまったのだ。

クラウドファウンディングサービスIndiegogoのJIBOのページ

「JIBO」プロジェクトを立ち上げたMIT Media Labに所属するCynthia Breazeal教授

JIBOは、MIT Media Labに所属するソーシャルロボット分野の先駆け的存在であるCynthia Breazeal教授が2012年に開始したプロジェクト。

高さ11インチ(約28センチメートル)、重さ6ポンド(約2.7キログラム)と小型なボディにWi-Fi接続機能、カメラ、スピーカー、マイクなどを搭載。ビデオ通話やメッセージの音声読み上げはもちろん、人工知能アルゴリズムにより家族のメンバーを認識し、その人の好みなどを学習する。OSはLinuxベースで、JIBOモバイルアプリを利用して、スマートフォンやタブレットと接続できる。

ファミリーロボットを標榜するだけあり、家族のメンバーを助けることが得意だ。重要なタスクやイベントをリマインドしてくれ、適切な時間と場所で適切なメンバーにメッセージを伝えてくれるという。

本を読んだり、メッセージを伝えたりすることができる

また、写真を撮ってというとカメラマンになり、顔認識、笑顔認識、音声コマンドなどから被写体が誰なのかを検出し、その人のベストな瞬間をとらえてくれるという。JIBOは話し手の顔も持ち、音声効果、グラフィック、物理的な動きなどを駆使したインタラクティブな読み聞かせができるとのことだ。

人間の顔を認識したり、笑顔をとらえたりすることができる

Indiegogoが7月16日にキャンペーンを開始するやいなや、あっという間に資金が寄せられた。開始後6日で100万ドルの大台に達し、Indiegogoでは歴代7番目の資金額を達成したという。

本稿執筆時点での資金は111万4,336ドル、サポーターは2,430人となっている。Indiegogoのキャンペーンページには499ドルの「JIBO Home Edition」、599ドルの「JIBO Developer Edition」などの出資枠が並ぶが、すでに売り切れのものもある。

JIBOによると、検証などのステップを経た後、2015年第3四半期に開発者版「JIBOAlive SDK」、コンシューマー版「JIBOAlive Toolkit」をリリースし、正式リリースは2016年初めの予定だという。

JIBOのスペック