山本電気は23日、グローバルブランド「YAMAMOTO」の第一弾製品として家庭用精米機「Bisen~美鮮~YE-RC41」を発表した。発売は8月1日で、希望小売価格は税別22,500円。業界最速となる2分30秒の精米スピードを実現した。

Bisen~美鮮~YE-RC41

Bisen~美鮮~YE-RC41は、「お米に優しい精米」をコンセプトに、回転数を自動制御するシステムを搭載。このシステムにより、食感を左右する砕米を最小限に抑え、お米の美味しさを低下させる原因となる水分の蒸発や温度上昇を防ぐという。

玄米を精米する場合の仕上がりは、上白米・白米・2分~8分の分つき米の9段階から設定可能だ。通常、白米に精米するとお米の表面に含まれるビタミンB・Eなどの栄養素も多く削られてしまうが、胚芽や糠の一部分を残して精米する分つき米にすることで栄養価を保てる。

また、Bisen~美鮮~YE-RC41では、胚芽を多く残す「胚芽モード」や胚芽を半分程度残しつつ白米のような食感で食べやすくした「胚芽白米仕立て」も選択できる。このほか、シンプルな「無洗米モード」や、一度精米してから時間が経ってしまったお米や買い置きのお米の表面を磨いて、新鮮な風味を甦らせる「再精米モード」を搭載する。

本体カラーはホワイトとレッドを用意(レッドは8月29日発売)。容量は1~5合に対応する。

新ブランドのYAMAMOTOは、同社の得意分野であるモーター技術とこれまで調理家電を開発してきたノウハウを生かして立ち上げるもの。家庭用精米機は1982年に初代機を発売し、近年では道場六三郎氏プロデュースの「匠味米」が年間20万台を超えるヒット商品となった。

また、マルチスピードミキサー「MasterCut YE-MM41」も同時に発表した。こちらの発売は8月29日で、希望小売価格は税別19,500円。2種類の刃を交換することで、刻む・する・砕く・挽く・泡立てる・こねる・混ぜる・おろすの8通りの調理が可能となっている。