葛西臨海公園は、8月から9月にかけて、夜に活動する生き物について解説する「夜の生き物観察会」と鳴く虫を観賞する「夜の虫聞きの会」を開催する。

生き物の様子「アカテガニ」

「夜の生き物観察会」では、鳥類園「上の池」で夕暮れ時の鳥たちを観察する。検知器「バットディテクター」を使用し、コウモリがエサを取るときに出す超音波を聞く体験もできる。サギがねぐらに入る様子やコウモリの飛び交う様子を観察しながら専門スタッフがその生態などを解説する。

また、磯の小路の石垣に隠れているカエルやカニなど夜に活動する生き物を探すコツや、カンタンやエンマコオロギなどの鳴く虫たちのにぎやかな音を聞き分けるポイントも紹介する。

開催日時は8月17日の18時15分~20時、8月23日・24日・31日の各日18時~19時45分、9月7日・13日の各日17時45分~19時30分。定員は各日30人(同伴者含む・中学生以下は保護者同伴)、参加費は50円(税込)。申し込みは往復はがきにて受け付けている(8月7日締め切り、消印有効)。

「夜の虫聞きの会」では、専門スタッフの指導のもと、鳴く虫の音を聞き分けて特徴をつかみ、鑑賞を楽しむ。鳥類園には、鳥だけではなく昆虫も多く存在し、地表からはエンマコオロギ、木の上からはアオマツムシを見ることができる。クズの茂みに隠れながら「るるるる……」と低音域の鳴き声を出す「鳴く虫の女王」カンタンも生息しているとのこと。

「カンタン」の声を聴く

開催日時は8月30日の18時30分~20時15分、9月14日の18時~19時45分。定員は各日20人(同伴者含む・中学生以下は保護者同伴)、参加費は50円(税込)。申し込みは往復はがきにて受け付けている(8月7日締め切り、消印有効)。

なお両イベントともに、当日は長袖、長ズボン、運動靴を着用し、懐中電灯、虫よけスプレー、雨具、飲み物を持参した上で鳥類園ウォッチングセンター1階に開始15分前に集合。雨天時は、レクチャールームでスライドや音響を使用して解説を行うとのこと。詳細や申し込み方法は公式ページで確認できる。