三菱電機は7月22日、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)用モータのインバータ駆動に用いるパワー半導体モジュール「J1」シリーズの新製品として、高電圧バッテリに対応した300A/1200Vの「CT300CJ1A120」と小容量インバータに対応した300A/650Vの「CT300CJ1A060」を発表した。

今回、ハイブリッドバスやハイブリッドトラックなどの高電圧バッテリ対応のインバータ向けに300A/1200V品と、小型EVやマイルドHEVなどの小容量インバータ向けに300A/650V品をラインアップした。現行の「J1」シリーズと外形形状・端子位置・端子配列を共通化したパッケージを採用することにより、異なる容量のインバータユニットの設計が簡素化され、開発工数の削減に寄与するとしている。

なお、サンプル価格は、「CT300CJ1A120」が6万5000円(税別)、「CT300CJ1A060」が5万6000円(税別)。10月31日よりサンプル出荷を開始する。

「J1」シリーズの表面

「J1」シリーズの裏面