米Microsoftが22日発表した2014年度第4四半期 (4-6月)決算は、売上高が前年同期比18%増の233億8200万ドル、純利益が7%減の46億1200万ドルだった。低迷していたPC需要が上向き、企業向け及びクラウド製品が好調で売上高が大きく伸びたが、4月に買収を完了したNokiaの携帯端末事業の損失で利益が縮小した。

デバイス&コンシューマ (D&C)事業は、売上高100億ドルで前年同期比42%増だった。D&Cライセンシングは売上高46億9000万ドルで9%増。Windows OEM non-Proは9%減だったが、ビジネス向けの伸びでWindows OEM Proが11%増となり、Windows OEMは3%増だった。コンピューティング&ゲームハードウエアは、売上高14億4000万ドルで23%増。「Surface Pro 3」が加わったSurfaceの売上高は4億900万ドルだった。

コマーシャル事業は売上高134億8000万ドルで、前年同期比11%増。コマーシャルライセンシングは112億2000万ドルで6%増。その他のコマーシャル事業は22億6000万ドルで44%増。コマーシャルクラウドサービスの売上が147%増だった。

Nokiaの携帯端末事業については売上高19億9000万ドルで、6億9200万ドルの赤字を計上した。