電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2014年6月および2014年度第1四半期(4~6月)のPC国内出荷実績を発表した。6月単月のPC出荷台数は前年比14.0%減のと80.2万台に留まり、9カ月ぶりに前年割れとなった。

JEITA発表資料「2014年6月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

6月単月における全体の出荷台数は前年比86.0%の80.2万台。タイプ別の内訳は、デスクトップPCが同106.4%の25.4万台、ノートPCが同79.0%の54.8万台だった。全体の出荷台数においてノートPCの比率は68.4%を占めた。

全体の出荷金額は前年比87.6%の612億円。そのうち、デスクトップPCは同115.2%の193億円、ノートPCが同78.9%の419億円だった。デスクトップPCに限れば、前年実績を超えているため、"XP特需"が終了したと断言はできないが、その勢いは収束に向かっているといえるだろう。

第1四半期(4~6月)における全体の出荷台数は前年比114.8%の263.1万台。タイプ別の内訳は、デスクトップPCが前年比119.7%の77.4万台、ノートPCが同112.9%の185.7万台。全体の出荷台数においてノートPCの比率は70.6%だった。第1四半期(4~6月)における全体の出荷金額は前年比121.5%の2,132億円。法人向け市場の買い替え需要から、台数・金額とも二桁成長を維持した。

この統計の参加企業は、アップルジャパン、NEC、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計10社。