明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

「年の差婚」男性が年上なら6割がOK!

「「年の差婚」について「良い」「まあ良い」と回答した割合」

20代~40代の未婚・既婚の男女に、「年の差婚」についてどう思うかアンケートを実施したところ、「男性が10歳以上年上の結婚」について「良い」「まあ良い」と回答した肯定派は、男性56.9%、女性60.2%だった。多くの人が男性が年上の年の差婚に肯定的であるようだが、性年代別で比較してみると、男性は年齢が上がるに連れて肯定派が増加(20代53.6%、30代57.9%、40代59.1%)しているのに対して、女性は大きく減少(20代67.8%、30代60.3%、40代48.2%)していることがわかった。

対して、「女性が10歳以上年上の結婚」の場合は、男女ともに肯定派は3割強にとどまった。また、性年代別に見てもあまり変わらず、差はわずかだった。

「年の差婚」を肯定する理由

「年の差婚を「良い」「まあ良い」と思う理由」

「男性が年上」の年の差婚を肯定する理由を聞いたところ、男性のトップは「経済的な余裕が期待できる(50.3%)」、次いで「頼りがい(頼られがい)がある(45.0%)」「結婚に年の差は関係ないから(44.9%)」だった。女性側の意見はというと、「頼りがい(頼られがい)がある(66.9%)」が最も多く、次いで「経済的な余裕が期待できる(64.7%)」「結婚に年の差は関係ないから(44.9%)」という結果となった。

「女性が年上」の場合の肯定理由は、「結婚に年の差は関係ないから」が男性66.0%、女性75.7%と、男女ともに断トツの1位となった。次いで「頼りがい(頼られがい)がある(男性31.2%、女性29.3%)」「経済的な余裕が期待できる(男性13.4%、女性14.5%)」と続いた。

一方、年の差婚に否定的な人の意見としては、「男性が年上」のケースでは、男性は「価値観が合いにくい」がトップとなり、女性は「早い時期に一方が老後を迎える」「将来、介護等の不安がある」と回答した人が多かった。対して、「女性が年上」のケースでは、男女ともに最も多かった回答は「価値観が合いにくい」だった。