計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは7月18日、シグナルアナライザ「X」シリーズのエントリーモデル「Agilent N9000 CXA」の機能を拡張し、RFおよびマイクロ波アプリケーション向けの機能を向上させた他、OSをWindows 7に対応させ、性能と安定性の向上を図ったと発表した。

今回の拡張により、7.5GHz以下のモデルである「RFCXA」は、位相雑音性能が-110dBc/Hz(10kHzオフセット、中心周波数1GHzの場合)と10dB向上し、より正確な測定を実現する。また、64ビットCPUおよび4GB RAMにより、Windows 7 OSの性能を最大限に引き出す。マイクロ波の「CXA」は、最新の携帯電話規格、無線LAN規格、デジタルビデオ測定などにも対応できるようになった。さらに、「CXA」は動作温度範囲も広がり、0℃~55℃での動作を保証する。

なお、価格は「Agilent N9000A CXA」が132万4927円(税別)から。また、今後受注する「CXA」は標準でWindows 7搭載となる。

シグナルアナライザ「Agilent N9000 CXA」