アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンはこのほど、新型モデル「ウラカン LP610-4」を日本で一般初公開するイベントを開催した。アウトモビリ・ランボルギーニ代表兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏も登壇し、日本市場への期待を語った。

アウトモビリ・ランボルギーニ代表兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏もイベントに出席した

「ウラカン」は最高出力610PSを誇るV10エンジンを搭載するスーパー・スポーツカー。ランボルギーニ史上最大のヒットであり、10年にわたって同社のアイコン的モデルとされた「ガヤルド」の後継モデルに位置づけられる。

今回のイベントは日本での発売に先駆けて開催されたもので、イタリアから駆けつけたアウトモビリ・ランボルギーニ代表兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は、「日本はランボルギーニにとって最も重要な市場のひとつです。ウラカンの登場により、ランボルギーニは日本市場にて、さらなる成長を遂げるものと確信しています。ウラカンは当社史上最大の販売台数を達成することが期待されております」とコメントした。

ランボルギーニ「ウラカン LP 610-4」

「ウラカン」のエクステリアデザインは、直線的だった「ガヤルド」のラインとは対照的に、ボリューム感のある曲面で構成されており、折り紙に着想を得たという「美しい折り目」のラインによるダイナミックな造形が特徴。「ガヤルド」から一新されたデザインでありながら、ひと目でランボルギーニのモデルとわかる存在感を放っている。

5.2リットルのV10エンジンは、新規搭載のダイレクトインジェクションにより、610PSという最高出力を発揮しながら低燃費を実現した。7速デュアルクラッチ・ギアボックス「ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ」との組み合わせで、レーシングカー並みの走りを楽しむことができ、同時に日常使用にも最適な特徴を備えている。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は325km/hとハイパフォーマンスでありながら、ガソリン消費量は12.5リットル/100kmにすぎない。

ボディはカーボンとアルミのハイブリッド構造による軽量設計で、「ウラカン」の乾燥重量はわずか1,422kg。インテリアも、こうした先進的なパフォーマンスにふさわしく、革新的な装備を採用する。インストルメント・パネルは12.3インチの大型ディスプレイとなっており、ドライバーが自由に表示内容を変更できる。内装はナッパレザーとアルカンターラが多用され、そのカラーコンビネーションは多彩なオプションから自由にカスタマイズできる。

ランボルギーニ・ジャパン代表のエジナルド・ベルトリ氏は、「ウラカン」について、「日本の公式デビュー前から大変な好評をいただいております。この新しいスーパー・スポーツカーは、さらに多くの方々を魅了するでしょう」と語っている。