テレビ神奈川『saku saku』の5代目MC、トミタ栞の3枚目のシングル「HAPPY AND HAPPY」が7月2日に発売。全国各地で発売記念イベントが開催され、5日にはプロ野球・横浜DeNA対阪神戦の始球式においてノーバン投球を披露し、さらに人気は加速しているようだ。今回はタワーレコード渋谷店B1「CUTUP STUDIO」で行われたライブイベントの模様をお伝えしよう。

生・エアロビ衣装も披露したトミタ栞

イベント前、トミタの渋谷タワレコライブでの定番、本人による場内アナウンスが流れた。今回もアニメ声で注意事項を読み上げ、途中、禁煙を喫煙と読み間違えるも「はぁ……間違えちゃった♪」とみごとな"テヘペロボイス"で乗り切り、ファンの心をガッチりキャッチ。司会進行役は、2ndシングルのライブイベントで自虐ネタを連発し、人気急上昇中(?)のEPICレコード・伊東女史が担当する。

そして、「どーもー! トミタ栞でーす!」と元気な挨拶で登場したトミタ。今回、278人のファンが来場したことを聞かされると、「ツイッターでイベント参加を呼びかけると、皆さんが拡散してくれて、お気に入りより、リツイート数が倍以上に増えてビックリ!」と興奮した表情で感謝の言葉を述べた。

元気な挨拶で登場したトミタ。写真右はトミタ考案のオリジナルドリンク「Very berry happy soda」。ラズベリー&ストロベリーシロップ+ソーダのノンアルコールドリンクだ

3rdシングルの発売記念イベントということで、「HAPPY AND HAPPY」の話題からスタート。「HAPPY AND HAPPY」は大塚愛がプロデュースした楽曲で、トミタは「歌詞に私の名前が入っていたり、愛さん独自のハモリだったり、愛さんワールドたっぷりのメロディー」とお気に入りポイントを挙げた。また、「今までストレートに思うように歌っていましたが、愛さんとレコーディングする中、"可愛らしくVer."や"カッコよすぎるVer."など色々試し、最終的に"やさしい中にも強さがあるVer."にまとまりました」と歌い方の幅が広がり、手ごたえを感じている様子であった。

うれしそうに大塚愛とのエピソードを語るトミタ

これまでで一番の長丁場だったというMV撮影では、「6種類の衣装に着替えてMV撮影に臨みました。特に宇宙服の衣装がお気に入り。もちろんエアロビ衣装での撮影も楽しかった」と、撮影エピソードを告白。さらに「HAPPY AND HAPPY」のサビの部分の振り付けにも言及する。実はこの振り付けは、"AND"の後にHAPPYの「H」を形作っており、その後ハートの動作で「HAPPYをアナタにあげますよ」という意味が込められていることも明かされた。

その後、トークは5日に行われた横浜DeNAベイスターズ「DREAM STADIUM 2014」でのトミタの始球式の話題に。今回ノーバウンド投球を目標に、常にボールとグローブを持ち歩いていたというトミタ。試合前に中畑清監督と話した感想について「めっちゃ背が高くて姿勢が良くて、『おー、栞ーっ!』って声をかけてくれました。ステキすぎました」と振り返ったほか、本番ではノーバン投球(さらにストライク)したことについて、「実は、練習では一度もノーバン投球できなかったので本当にうれしかった。監督にはグローブにサインを入れてもらったので、家宝です」と感無量の表情を浮かべた。

さらに今回はスペシャルゲストとして、お笑い芸人のカンカンが登場。カンカンは現在、『saku saku』のメインMC、「ポンモップ(店長)」の声を担当しており、トミタとは仲のよい間柄だ。以前の『saku saku』イベントでは、1代目ガヤ芸人として、ブーイングの洗礼を受けていたカンカンだが、後輩芸人であり2代目ガヤ芸人・ギフト☆矢野と同様、ブーイングは元気の元といった感じ。「いやあ。出づらい! 事務所に『大丈夫? 出ていいんですか?』って何度も確認しちゃったよ!」と、持ち前の元気トークでファンを和ませた。

カンカンを交えてのクイズコーナーでは、まずトミタの始球式にちなみ、「日本で最初に始球式を行った人物は?」という問題が出題された(答えは大隈重信)。カンカンは「白井ヴィンセント」「(頭いい人物というヒントで)徳光和夫」といったオモシロ回答を連発したが、トミタの「長嶋(茂雄)さん」(さらに字が違うVer.)という珍回答で轟沈した。

珍回答続出の第1問。トミタの天然っぷり全開!

続いて、大塚愛の名曲「さくらんぼ」にちなみ、「ヨーロッパで一番収穫され、海外ではロイヤル・アンと呼ばれるさくらんぼの名前」という問題(答えはナポレオン)。トミタが「はい! アメリカンチェリー!」と答えるも、すぐさま伊藤女史の「いや、ヨーロッパだっつーの(笑)」というツッコミが入り、会場は大爆笑。ヒントとして「カタカナ5文字」「フランス革命の軍人」「パスタの名前に似ている」などが与えられたが、トミタは自信満々で「ナポリタン!」と回答。まさかの答えに爆笑しつつ、ファンはトミタに拍手を送った。

その後、ライブがスタート。1曲目に「あたらしい朝のうた」、2曲目に「みなとみらい」、3曲目に「きらきら」をイッキに歌い上げた。そして4曲目に「HAPPY AND HAPPY」を披露。サビの部分ではファンも振り付けを踊り、会場は大きな盛り上がりを見せた。最後は夏にピッタリの「線香花火」でライブを締めくくった。

横浜DeNAベイスターズ「DREAM STADIUM 2014」のテーマソングに起用された「みなとみらい」も披露

ライブ後は、ファンお待ちかねのプレゼント抽選会に突入。今回はCD購入特典の「トミタのしおり」(全5種コンプリート)や直筆サイン入りポスター、2ショット写真撮影(エアロビクスVer.)、サイン入りトミタオルなどファン垂涎のアイテムとなっていた。

そして、イベントは終了……になるかと思いきや、ここでトミタの始球式の映像が流れ、ノーバン投球のシーンではひと際大きな拍手が会場に鳴り響いた。映像が終わると、トミタが「HAPPY AND HAPPY」のMVで披露したエアロビ衣装で登場。さらにバックで踊る「ハッピーズ」(+カンカン)も姿を現した。ライブの興奮冷めやらぬ中、再び「HAPPY AND HAPPY」をファンと共に踊り、内容盛りだくさんのライブは終了となった。