旅行口コミサイト「TripAdvisor」の日本法人であるトリップアドバイザーはこのほど、「転職旅行」の実態調査の結果を発表した。同調査は、4月25日~27日の期間、全国の世帯収入400万以上の25~54歳1000人を対象に実施された。

35%が「転職旅行」を経験

転職旅行費用は1人あたり12万2,000円

「前職から次の職場勤務の休暇期間に宿泊を含む『転職旅行』に行ったことがあるか」という問いには、転職経験者の35%が「ある」と回答。 総務省統計局の労働力調査によると、2013年の年間転職者数は286万人に上る。転職経験者のうち35%が転職の合間に旅行をしているとすると、年間およそ100万人もの人が転職に伴い旅行をしているという計算になるという。

転職旅行に行った人に「旅の内訳」を聞いたところ、国内旅行が56%、海外旅行が44%でおおよそ半々となった。「平均宿泊数」は4.8泊(国内旅行2.7泊、海外旅行7.4泊)、「旅行費用」は1人当たり12万2000円(国内旅行6万2000円、海外旅行19万8000円)という結果になった。「旅行形態」は個人手配旅行が72%と最も多く、次いでフリープランのパッケージツアーが18%、添乗員が同行するツアーは8%という結果になった。

「旅の目的」は「リフレッシュ」をあげる人が最も多く、「自分へのご褒美」「非日常を体験」「ずっとしたかったことを実現」「自分磨き」などが続いた。「転職旅行」体験者は、99%が「行ってよかった」と回答。理由としては「気持ちが切り替えられた」が最も多く、「その後まとまった休みが取れなかった」が続いた。

転職旅行には気を使う?

一方で、転職旅行経験者の84%の人が転職旅行に行く際に「気を使った」と回答しており、旅行中も70%の人が「必要以上に周囲に伝えないように配慮した」、9%が「できるだけ誰にも伝えずにいた」と答えた。

ランキングの詳細はTripAdvisorより確認できる。