明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

「生涯未婚率が男性20%、女性10%の現状に関してどう考えるか」

結婚しない理由は「結婚を望まない」「雇用・収入・労働環境」

調査では、50歳までに一度も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」が、男性20.1%、女性10.6%と過去最高となっていることについてどのように考えるか尋ねた。女性で最も多かった回答は、「結婚は、あくまで人生の選択肢のひとつであって、結婚を望まない人が増えてきたからだ(90.2%)」だった。

次いで、「雇用・労働環境(収入)が良くないから(83.3%)」「結婚・出産しても女性が働き続けられる環境がまだ十分でないから(81.6%)」といった回答が続き、環境面の改善・整備を期待する女性が多くいることがわかった。

一方、男性側はというと、「結婚は、あくまで人生の選択肢のひとつであって、結婚を望まない人が増えてきたからだ(79.7%)」や「雇用・労働環境(収入)が良くないから(78.0%)」といった意見が、女性同様上位を占めた。しかしながら、「結婚・出産しても女性が働き続けられる環境がまだ十分でないから(66.9%)」と考える男性は、女性よりも15ポイントも低く、男女間の意識の格差が見られる結果となった。