三菱製紙は16日、2014年7月1日~8日に募集した希望退職に対し、156人の応募があったと発表した。同社は2014年3月に開催した取締役会において、39歳以上の正社員を対象に200人程度の希望退職者を募集することを決定し、7月に希望者を募っていた。

募集人数より40人程度少なくなったことについては、募集対象外年齢層の自己都合退職者や、希望退職者の募集を実施しない連結子会社での早期退職者、自己都合退職者もあったとし、「自然減を含めた今年度中の正社員減員数は当初想定した300名に対して、270~280名程度になる見込み」と説明している。

今回の募集に伴い発生する退職金の加算金等の総額は約14億円で、2015年3月期第1四半期において特別損失として計上する。なお、2014年5月14日に発表した2015年3月期第2四半期(累計)および通期の連結業績予想に織り込み済みではあるが、業績予想の修正が必要な場合には、速やかに公表するとしている。