アイティフォーは、仮想化環境での仮想ハードディスクにおいて「ファイルを間違って消去してしまった」という論理障害(物理的な故障ではない障害)におけるデータ復旧サービスを拡販し、企業のIT部門を対象に企業訪問を行うなど積極的な営業活動を展開すると発表した。

同社では、仮想化におけるデータ復旧企業である米オントラック社の技術を用いて復旧作業を行う。同社によれば、論理障害においては、消去されたハードディスク領域に上書きさえされていなければ、ほぼ100パーセントの復旧が可能だという。また、リモートでの復旧にも対応する。復旧に必要な作業日数と価格は見積もりベース。

同社が扱う事例で最も多い障害はスナップショットファイルの誤消去で、この他にも仮想マシンのファイル格納場所を記録している「MAP情報」を誤消去する、仮想ハードディスクで構築したRAIDの障害において、再構築を行う際にハードディスクを入れ間違えて重要ファイルを誤消去する、仮想ハードディスクをうっかり初期化するなどがあるという。