2月2日サービスの利用を停止していた「にこ☆さうんど♯」のtwitter

動画サービス「ニコニコ動画」の動画から音声をMP3ファイル化するWebサイト「にこ☆さうんど♯」の運営で著作権法違反の罪に問われていた30歳男性に対して、札幌地方裁判所は16日、懲役3年(執行猶予4年)、罰金500万円の有罪判決を言い渡した。

「にこ☆さうんど♯」は、動画サービス「ニコニコ動画」にて公開されている動画をMP3ファイルに変換してダウンロードおよびストリーム配信を行っており、20万人以上が利用していたWebサイト。1日当たり約1,500件のファイル交換が行われ、サイト運営者は、大手広告サービスを通じこれまでに約1億3,000万円もの収益を得ていたという。今年2月にサイトは停止し、サイト運営者は5月に逮捕、起訴されていた。

告訴した日本音楽著作権協会(JASRAC)とドワンゴ・ユーザーエンタテインメント(due)の発表によれば、同サイトはユーザーに無料で利用させていたものの、大手広告サービスを通じで約1億3,000万円もの収益を得ていたという悪質性は際立ったものであったため、今回の極めて厳しい判決に至ったとしている。

なお、本件のような、第三者サイトに公開されているコンテンツを、リンクやダウンロード等の方法で入手し、自身のサイト上で公開・誘導しているいわゆる「寄生型サイト」の著作権法違反で有罪判決が出されたのは、今回が初。両社は、「今回の事件が違法配信に対する大きな警鐘となり、適正な音楽配信ビジネスの発展につながることを期待しています」とコメントしている。

近年、違法配信において大きな問題となっているリーチサイトをはじめとした「寄生型サイト」は、広告収益を目的として開設されるケースが極めて多く、違法サイトに広告が掲載されることで、多額の広告収益をもたらせているという。