11月5日より米ラスベガスで9公演を行うキッス (C)BANG Media International

米ハードロックバンド・キッスが、2014年内に米ラスベガスでライブを行うことを発表した。

同バンドは、11月5日からハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ内のザ・ジョイントで9公演を行う予定であり、ギターのポール・スタンレーは、今回のライブがこれまで行ったどんな公演よりも大規模でいいできになると約束している。「君らが思うキッスがどうであろうと、今回はそれをさらに高めるつもりだぜ。キッスがステロイド剤を使用しているとするなら、これはその2倍の量を摂取しているような状態になるよ」

同会場の収容人数は3,200人となり、キッスが通常公演を行うにしては小規模なものになるが、制限されることはなく新しいことに挑戦する機会になるという。ポールは、USA・トゥデイ紙に続けている。「小さな会場ってことは通常何かを諦めるってことなんだ。ザ・ジョイントで公演することで最高なことと言えば、何かを加えることができる機会を与えられるってこと。ブロードウェイの舞台と同じで、変わらない装置があるということは、毎回移動のために解体しないですむんだ。だから、いつもはできないことができるってわけさ」

現在デフ・レパードと共にヘッドラインを務めるツアー中のキッスは、同ツアーで使用している「蜘蛛のステージ」が今回のラスベガスのショーでも使用する予定。しかし、ポールは同じ内容のショーになることはないと強調している。

「ずっと言っているけど、同じショーにはならないよ。俺らはずっとできなかったキッスのショーができるというラッキーなポジションにいる。5ポンド(2.8キロ)のバッグに10ポンド(約4.5キロ)の火薬を詰めてやるよ。キッスを見にきた観客は、4人の男が火炎の中から登場するのを目の当たりにするんだ。ステージに俺らが登場するたびにビクトリー・ランになるのさ。永遠に終わらないレースであり、勝ち続けるレースなんだ」

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