NTTPCコミュニケーションズは7月15日、フィールド業界向けワンストップソリューション「フィールドクラウド」において、IoTのデータを収集・蓄積するM2Mクラウドプラットフォームを提供すると発表した。価格は個別見積りとなる。

このプラットフォームでは、NTTPCが開発したデバイスエージェントを利用することで、センサーや制御/監視機器からのデータ収集・取得、クラウドへのデータ蓄積などを容易になるという。

IoT/M2Mに適したNoSQL型データベースを採用し、テーブル設計は不要となっている。また、3分散の安心設計で、信頼性の高いクラウド環境を提供する。

同サービスではM2Mゲートウェイから、モバイル、クラウドまでを閉域網(VPN)の中で安全に利用できる。この機能は10月から提供開始の予定だ。

また、M2Mゲートウェイを利用しセンサーや制御/監視機器をM2Mクラウドプラットフォームへ簡単に接続可能で、機器の仕様を変更することなく、データをクラウドへ収集・蓄積でき、同時に機器のリモート制御も行える。

そのほか、IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業に向け、NTTPCでは同サービスの提供に伴って開発者向けサイト「DevCenter」を開設する。各種ドキュメントやサンプルコード、デバイスエージェントやAPIの利用が可能な検証環境の利用ができ、またデモ実機の貸出も受け付けるという。