7月19日公開の映画『ママはレスリング・クイーン』の公開記念トークイベントが14日、東京・六本木のシネマート六本木で行われ、女子プロレスラーの朱里、真琴、Ray、木村響子が出席した。

左から真琴、Ray、朱里、木村響子

北フランスを舞台に、息子との関係復活や倦怠期を迎えた夫との関係、恋愛依存症や容姿コンプレックスに悩む女性たちが、プロレスを通して本当の自分を取り戻していく姿を描く本作。公開を間近に控えたこの日は、劇中に登場する女性4人さながらの現役女子プロレスラーが登場し、恋愛や家族、人生についての赤裸々なトークを繰り広げた。

イベント前日の試合でKrush初代女子王者のベルトを防衛したばかりの朱里は「お陰様で昨日防衛することが出来ました。私はプロレスラーとキックボクシングの頂点を目指して頑張っています」とあいさつし、本作について「スーパーのレジ係の女性がプロレスをやるまでが描かれていて、この映画を見ると何かを感じることができると思いました。本当に面白い映画だと思うので、プロレス関係者だけでなく、プロレスを見たことがない人にも見てほしいです」とPR。プロレスラーになる経緯について「なりたくてなった訳ではないんです。以前は、女優や芸能界を目指していたんですけど、知らないうちにレスラーになっていました。リング上に立つと、見ている方に感動を見てもらえるので魅力的な場だと思います」と熱く語った。

朱里とは正反対に、過去には"無気力ファイター"や"史上最弱レスラー"と揶揄された元祖ひきこもり系アイドルプロレスラーとして人気を博している真琴は「ストレスが溜まっても、試合中にリングで好きなだけ殴ったり蹴ったりできます。私はおとなしそうに見えますが、変な人が近寄ってくるんです。だから痴漢とかに筋肉を見せつけて撃退してます!」と明かして観客を笑わせていた。映画『ママはレスリング・クイーン』は、7月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。